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パパお月さまとって(年中)

パパお月さまとって(年中)

作 エリック・カール
偕成社

あらすじ: 

ある晩、お月さまと遊びたくなったモニカは、パパに「お月さまを取って」とお願いします。するとパパは、長い長い梯子を持って来て、高い山の上に掛け、本当にお月さまを連れてきてくれました。
喜んだモニカは、大きくなったり小さくなったりするお月さまと、心行くまで遊びました。

評:

「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カールが、娘のサースティンのために描いた絵本。「お月さまを取って」という娘の無茶なお願いを叶えてしまう父親の姿に、娘への愛があふれています。お話を盛り上げるのは、長い梯子は横に4 ページ、高い山からお月さまに向かって登るシーンは縦に2 ページ、大きな大きなお月さまは、縦横4 ページにわたって描かれるといった、ダイナミックな仕掛け。お話を楽しみながら、月の満ち欠けへ、そして宇宙へと、お子さんの興味も広がることでしょう。